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今年発表となるコレクションから、少しだけ幅を広げて「香り」に関わるプロダクトの生産が始まりました。

香りは常に私たちの周りを包んでいますが、感覚や記憶に働きかけるなど本当に様々な力を持っていると思います。日常に溶け込む存在でありながら、それらは人為的に作り出すことで

非日常的な感覚にもしてくれます。

今回のコレクションでは、自然がひとつ大きなキーワードになっていて、取り入れた色彩やデザインは自然物から着想を得たものが多く、

そしてアイテムの殆どが天然素材を主としたものとなっています。

今回のアイテムにさらなる深みを持たせてくれているのが、これからご紹介する香りです。


今回制作して頂いた香り「ISABEL」は、コレクションのテーマであるスパイスを題材に、深い森を彷徨い、そこで出会った露を想定して調香されています。

爽やかな香りと、甘い香りをベースに、痺れるような香りのオイルも少しだけ加えています。

香りを作って頂くにあたり、ドイツの詩人Stefan Anton Georgeにより書かれた自然に関する詩を共有しました。

別の時代に、別の場所に住んでいた人が感じ取った自然というものを、現代の私たちが詩から読み、解釈し、そして今この時代に感じている自然に対して抱くイメージと織り交ぜて、

全く異なるかたちに再現することで対象をいろいろな角度から見ることが出来たように感じます。


今後もコレクション毎に様々な香りを調香して頂く予定になっています。

初回は空間をやさしく包むアロマオイルと、衣服に振りかけ纏うことのできるファブリックミストの2型が登場致します。

アロマオイルは、カーテンレールなどにかけてオブジェとしてもお楽しみ頂ける様に、巾着が付属しています。こちらの巾着はCHNEIDERが制作させて頂きました。


展示期間中は、アイテムだけでなく香りの空間演出も是非お楽しみ下さいませ。



プロフィール

Sumire Miyazaki

東京生まれのアーティスト・アロマパルファニスト・アロマエアスタイリスト

アロマ香水のパイオニア(一社)日本アロマパルファンヌ協会代表理事で中東ドバイを中心に世界で活躍する調香師である太田奈月氏に師事し、香りひとつひとつにメッセージを込めた

オーダーメイド香水「アロマパルファン」のメソッドとブレンドテクニックを学ぶ。

様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも行い、風景、言葉、映像、音楽、アート作品などをイメージした香りを調香することで

そこに生まれる新しい感覚の可能性を探っている。


ー今回はコレクションモデルとしてもご協力頂きました。



이번 컬렉션부터 아로마 아티스트 Sumire Miyazaki와의 협업을 통해, '향기'에 관한 프로덕트를 생산하게 되었습니다.

향기는 언제나 우리의 일상에 스며들어 있으며, 감각이나 기억을 일깨워주는 존재라고 생각합니다.

또 그것들을 인위적으로 만들어냄으로서 비일상적인 감각을 느끼게 해주기도 합니다.

이번 컬렉션에서는 '자연' 메인 키워드로, 색채나 디자인은 자연물로부터 착상을 얻었으며, 대부분의 아이템은 천연소재를 메인 소재로 제작하였습니다.

컬렉션을 한층 깊이있게 해주는 향기를 소개해드릴까합니다.


'ISABEL'은 컬렉션의 테마인 '스파이스'를 모티브로, 깊은 숲을 헤매다, 그곳에서 마주한 안개를 이미지화하여 조향하였습니다.

상쾌하고, 달콤한  베이스노트에, 악센트가 되는 향을 추가하였습니다.


향기를 의뢰하기 전에, 독일의 시인 Stefan Anton George의 자연에 관한 시를, 아로마 아티스트와 공유하여,

시를 바탕으로 향기를 제작하였습니다.


이 후에도 컬렉션에 따라 다양한 향기를 조향하여 프로덕트를 제작할 예정입니다.

이번 TEST-3에서는 공간을 부드럽게 감싸는 아로마오일과, 패브릭 미스트를 제작하였습니다.

아로마 오일은 커튼 레일에 걸어 오브제로서도 사용하실 수 있도록 파우치를 함께 판매하고 있습니다. (파우치는 CHNEIDER 제작)


전시장에 오셔서, 아이템과 함께 향기의 공간연출도 즐겨주셨으면 좋겠습니다




2023.Apri

CHNEIDER